SNS広告の費用相場はいくら？種類ごとの費用対効果を比較

「SNS広告の費用相場はいくら？」
「SNS広告の種類や効果を知りたい」

SNS広告は、SNSの普及に伴い重要性が増しています。インターネット広告費用の3割以上を占めており、多くの企業がビジネスに活用しています。(参考：電通)

しかし、SNS広告を始めようと思っても「課金形式が多くてわかりにくい」「どれくらい費用をかけたらいいのか不安」と悩む担当者は多いです。

そこで本記事では、SNS広告の課金形式ごとの費用相場に加えて、特徴やメリットについても記載しています。SNS広告を始める際の参考にしてください。

キャスティングならヒーローキャスティングにおまかせ！

キャスティング実績14,000件以上

ファン心理やトレンドの知見が豊富

企画立案から制作・実施まで対応

お問い合わせはこちら

SNS広告とは

SNS広告とは、FacebookやX(旧Twitter)といったSNSに配信する広告のことです。タイムラインやおすすめに表示され、クリックや表示回数によって費用が発生します。

例えば、Xであれば、アカウントの横に【広告】が入ったものが該当します。費用を抑えて広範囲にリーチできることから、多くの企業が積極的に採用しています。

SNS広告の特徴やメリット

SNS広告の最大の特徴は、ターゲティングの精度が高い点です。年齢や行動履歴で対象を絞れるため、狙いたい層に直接アプローチできます。

例えば、新商品発売の際に、過去に類似商品を購入した人に広告を表示させることが有効です。

SNS広告とリスティング広告の違い

SNS広告とリスティング広告の違いは、配信先の選定方法です。SNS広告がユーザー属性で絞り込むのに対し、リスティング広告は検索結果と連動して配信されます。

リスティング広告は、顕在顧客に特化しているのが特徴です。一方で、SNS広告は潜在顧客をターゲットにできる特徴があります。

レッド

SNS広告は、画像や動画で訴求できるのもリスティング広告との違いです。ユーザーの記憶に残りやすく、認知度の向上やブランディングにも向いています。

SNS広告の課金形式と費用相場

SNS広告は、費用の発生地点によって課金方式が異なります。どれも少額で始められるのが特徴です。

ただし、少額だと効果が見込みにくく、正確な分析もできません。多くの企業では、月に30万～50万円を出稿費にあてることが多い傾向にあります。

レッド

課金方式は複数ありますが、目的に応じてどれを選べばいいかは明確です。ここからは、おすすめの利用方法も合わせて解説していきます。

クリック課金(CPC)

クリック課金(CPC)は、広告をクリックすると、費用が発生する課金方式です。1クリックにつき、24～200円が費用相場といわれています。

CPC課金は、広告の目的が「販売促進」に適しています。商品購入やサービス申し込みのために、ECサイトやランディングページに誘導する場合に効果的です。

レッド

クリックというユーザーの積極的な行動が課金条件です。広告をクリック後、購入につながりやすい傾向があります。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金(CPM)は、広告の表示回数に応じて費用が発生する課金方式です。1,000回の表示につき、400～650円が費用相場といわれています。

CPM課金は、広告の目的が「見込み顧客の獲得」に適しています。新商品の発売や期間セールの告知など、より多くのユーザーに広告を見てもらいたい場合に効果的です。

レッド

CPC課金より広告費用を管理しやすいのも特徴です。ユーザーのクリック率が想定できないときに採用するのもおすすめです。

動画の再生回数による課金(CPV)

動画の再生回数による課金(CPV)は、動画の再生回数に応じて費用が発生する課金形式です。1再生につき、5～20円が費用相場といわれています。

CPV課金は、広告の目的が「認知拡大やブランディング」に適しています。ストーリー性のある動画で、会社や商品の魅力を伝えたい場合に効果的です。

レッド

CPV課金は、販売促進目的でも利用されます。商品を実際に使っている動画やレビュー動画などは、ユーザーの購買意欲向上が期待できます。

アプリのインストール課金(CPI)

アプリのインストール課金(CPI)は、広告からアプリをインストールすると費用が発生する課金形式です。1インストールにつき、100～250円が相場といわれています。

CPI課金は、広告の目的が「アプリのインストール」に適しています。ゲームアプリのリリース時にプレイ動画と合わせて訴求すると効果的です。

エンゲージメント課金(CPE)

エンゲージメント課金(CPE)は、ユーザーからのリアクションがあった際に、費用が発生する課金方式です。1エンゲージメントにつき、40～100円が相場といわれています。

CPE課金は、広告の目的が「エンゲージメントの向上」に適しています。いいねやコメントを貰い、ユーザーをファン化したい場合に効果的です。

フォロー課金(CPF)

フォロー課金(CPF)は、広告を通じてフォロワーを獲得した際に、費用が発生する課金方式です。1フォロワーにつき、40～100円が相場といわれています。

CPF課金は、広告の目的が「フォロワーの拡大」に適しています。短期的なプロモーション効果だけでなく、長期的なブランド価値の向上に効果的です。

参考：SNS広告の費用相場とは？各施策の特徴や活用事例を解説！ | CYANd Inc.

SNS広告の媒体ごとの特徴

※利用割合参考：ドコモモバイル社会研究所

SNS広告は、どの媒体を選ぶかで費用対効果が変わってきます。媒体ごとに年齢層やユーザーの特徴が異なるためです。

例えば、化粧品の訴求なら、Instagramを選ぶのがおすすめです。女性ユーザーが多いので、他のSNSより費用を抑えて顧客を獲得できます。

レッド

適切な媒体選びは、広告効果を高めるうえで非常に重要です。ここからは、ユーザーの特徴を押さえつつ、商材に合った媒体がどれかを解説します。

Facebook

Facebook広告は、狙いたいターゲット層にリーチしやすいのが特徴です。

実名登録のユーザーが多く、勤務先や役職など正確な情報が入力されており、精度の高いターゲティングができます。

ビジネス目的で登録している男性ユーザーが多いのも特徴です。ターゲットを絞る必要があるBtoB商材での利用がおすすめです。

Instagram

Instagramは、視覚的なコンテンツを重視するプラットフォームで、成果がすぐに出やすい特徴があります。

写真や動画による訴求が主軸となるため、ユーザーにとっていかに魅力的なコンテンツを提供できるかが成功の鍵です。

ユーザー層は、10代から30代前半女性の割合が高めです。ファッションや美容関連の広告が、プラットフォームとも合っています。

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)広告は、拡散力が高いのが特徴です。ユーザーがリポストや引用を気軽にする傾向があり、コンテンツが瞬時に広まる可能性があります。

たくさんのフォロワーを抱えるインフルエンサーも多く、影響力の強いアカウントを活用したマーケティングも効果的です。

話題性を重視したユーザーが多くバズりやすいため、口コミでの拡散も期待できます。映画やイベントなど、エンタメ性の高いコンテンツの訴求におすすめです。

TikTok

TikTok広告は、Z世代に訴求しやすいのが特徴です。10代から20代のユーザーが多く、1日の視聴時間も長い傾向があります。

公式サイトによると、シャンプーやトリートメントなどの、日常的に使う美容品がよく売れています。

若年世代が購入しやすい、単価の低い商材の広告におすすめです。短時間で商品の特徴を紹介する、レビュー動画で訴求しましょう。

LINE

LINE広告は、SNS広告の中で最も幅広い層にアプローチできる点が特徴です。LINEの公式サイトによると、日本人口の70%以上がLINEを利用しています。

他のSNS広告では獲得しにくいユーザー層にリーチできるほか、友だちに絞ってアプローチできるなどの独自機能も充実しています。

金融サービスや割引キャンペーンの告知など、大多数にアプローチしたい場合におすすめのSNSです。

SNS広告の種類の選び方

1.ユーザー属性がマッチしているか

SNS広告の媒体は、ユーザー属性がサービスとマッチしているかが重要です。媒体によって、利用者の年齢や性別比が違うので、ユーザーに刺さりやすい商品も変わってきます。

例えば、美容品の広告ならInstagramを選ぶのがおすすめです。女性の割合が多いので、コンバージョンが期待でき、費用対効果が他媒体よりも良くなります。

2.目的に合っているか

SNS広告は、目的から選ぶのも重要です。広告を出す目的は、販売促進やブランディングなど様々です。

例えば、販売促進が目的なら、ターゲティング精度が高いFacebook、ブランディングなら動画訴求の強いInstagramが効果的です。

3.商材にあった訴求方法があるか

SNS広告は、商材にあった訴求方法があるかも重要です。例えば、CPIの料金体系があるXだと、離脱の心配がなく費用対効果も良くなります。

家電などは、動画での訴求が有効なので、動画視聴の割合が多いTikTokにするなど、商材に適した訴求ができる媒体を選びましょう。

SNS広告予算の決め方

全体の予算から逆算する

SNS広告の予算は、全体の予算から逆算して決める方法があります。マーケティング予算の中から、SNS広告に割り当てる割合を決定します。

例えば、全体のマーケティング予算が1,000万円で、30%をSNS広告にあてるという考え方です。上限が決まっているので、計画を立てやすいのがメリットといえます。

売上高から算出する　

広告予算は、売上高から算出する方法もあります。売上高の5～10%を広告予算に割り当てるのが一般的です。

中小企業など成長段階にある企業が採用する傾向が多いです。売上の変動に対応しやすく、費用対効果が明確にわかるのがメリットといえます。

損益分岐点から算出する

SNS広告予算を損益分岐点から算出する方法もあります。1つの販売に対し許容できるコストを決めて予算を算出する方法です。

販売価格から原価と期待利益を差し引き、残った金額が広告にかけられる費用の最大です。最後に、売上達成のために必要な販売数を掛けた数値を広告予算とします。

レッド

例えば、原価が1,000円で販売価格が4,000円、期待する利益が1件につき2,000円の商材なら、許容できる広告コストは1,000円です。

SNS広告の費用対効果を最大化するポイント

ユーザーの反応を見て広告を改善

SNS広告の費用対効果を最大化するには、ユーザーの反応をみて広告を改善するのが重要です。データに基づいてPDCAサイクルを素早く回すことで、効率的な広告運用が実現できます。

重要な指標は、コンバージョン率(成約率)やクリック単価(CPC)、広告のクリック率です。各指標が目標値に達していない場合は、すぐに改善アクションを取りましょう。

例えば、クリエイティブのA/Bテストを行う、ターゲットを変えてみるなどが解決策の一つです。

ランディングページ(リンク先)を改善

SNS広告で失敗しないためには、広告クリック後のランディングページ(リンク先)の品質も重要です。広告のクリック率が高いのに売上が伸びない場合は、リンク先に問題がある場合が多いです。

特に重要なのは、広告とリンク先の一貫性です。例えば、広告で「初回半額」と訴求しているのに、リンク先で情報がすぐに見つからないと、ユーザーは離脱してしまいます。

SNS広告を運用する際は、リンク先も定期的に改善して機会損失を防ぎましょう。

ターゲットの最適化

SNS広告の効果を最大化するには、ターゲットの最適化も重要です。効果が上がらないなら、年齢や行動履歴等の設定を見直す必要があります。

例えば、販売促進が目的なら、ターゲットを潜在顧客から顕在顧客に切り替えるのがおすすめです。過去に自社商品を購入したユーザーに配信を絞りましょう。

レッド

ターゲットの最適化には、リターゲティング配信を活用するのもおすすめです。過去に広告主のウェブサイトを訪問したユーザーに絞った配信ができます。

フリークエンシー設定の見直し

SNS広告の費用対効果を上げるには、フリークエンシー設定を見直すのも有効です。同じユーザーに何度も配信されるのを防ぐことで、効果が改善される可能性があります。

特に、販売促進の訴求は頻繁に配信していると、ユーザー離れに繋がります。週に3～5回に抑えるなど、適した回数を見つけるためにA/Bテストを重ねましょう。

レッド

フリークエンシーとは、特定のユーザーに同じ広告が表示された回数のことです。エンゲージメントが下がってきたら、フリークエンシーが高すぎる可能性があります。

SNS運用代行に依頼

SNS広告の運用がうまく行っていない場合、代行サービスを利用するのもおすすめです。

SNS広告の改善には知識が必要なうえ、時間も取られるので、専門家に依頼したほうがコスパが良い場合もあります。

例えば、ヒーローキャスティングに依頼すれば、インフルエンサーを起用したプロモーションが可能です。自社運用で限界を感じているなら、ぜひお問い合わせください。

SNS広告の効果を最大化するなら運用代行もおすすめ

SNS運用代行とは

SNS運用代行とは、自社に変わりSNS広告の運用を請け負うサービスのことです。日々の広告運用から、広告コンテンツの作成まで依頼できます。

SNS広告は、日々の状況を見て、入札額を変えるなど工数のかかる業務が多いです。専門家に依頼することで、自社の負担を減らせるのもメリットです。

SNS運用代行のメリット

SNS運用代行のメリットは、自社に知識がなくてもSNS広告で成果を出しやすい点です。媒体の選定から、目標金額に対しての施策実行まで一括で委託できます。

また、動画などの作成も依頼できるので、自社に負担がかかりません。SNS広告運用に時間を割けない企業は、代行サービスに相談するのがおすすめです。

SNS運用代行がおすすめの企業

SNS運用の人手が足りない企業や、社内にノウハウがないなら、代行サービスの委託を検討しましょう。

社員を増やしたり、1から学ぶよりも、早い段階で成果が見込めます。

SNS運用代行なら、ぜひ「ヒーローキャスティング」にお問い合わせください。広告運用から戦略策定まですべて対応可能です。

SNS広告運用代行の費用相場

出稿費の20%が費用相場

SNS広告運用代行の費用は、出稿費の20%が相場です。業務には、ターゲットやKPIの設定、広告コンテンツの作成が含まれます。

ほとんどの代理店が一律20％で請け負っているので、費用による比較は難しいです。業務内容や提案内容を重視して、代行サービスを選びましょう。

広告運用以外の費用相場

SNS運用代行には、広告以外の業務も依頼できます。月額20万～30万円を支払えば、運用に必要な業務のすべてを委託できます。

普段からSNS運用をしていれば、SNS広告を実施する際に、より多くのユーザーにリーチできます。広告だけでなく、SNS運用自体を外注するのもおすすめです。

SNS広告運用おすすめ代理店3選

ヒーローキャスティング

ヒーローキャスティングは、株式会社エイスリーが運営する、キャスティングサービスです。SNS運用も得意としており、戦略立案からプロモーションまで一括で担当します。

SNS広告の最大化には欠かせない、インフルエンサーの起用が強みです。認知拡大から、売上増加まで目的に沿ったおすすめのインフルエンサーを提案します。

SNS広告の自社運用に限界を感じているなら、ぜひお問い合わせください。

AXIS

アクシスは、Web集客を得意とする代行サービスです。自社で培ったSNS広告運用のノウハウを用いて、問い合わせや売り上げ増加につながる方法を提案してくれます。

また、専任の担当者が運用前の設定から運用後の改善提案まで、一貫してサポートしてくれます。

累計で200社以上と取り組みがあり、安心して広告運用を任せたい企業におすすめです。

TONOSAMA

TONOSAMAは、料金が安いのが特徴です。費用が広告費の10%と、多くの代理店に比べて半額の料金で依頼できます。

LP制作やSNS運用も請け負っているので、Webマーケティングを一括で任せることも可能です。

最低金額1万円から依頼できるので、少額で広告代理店を試したい企業におすすめです。

SNS広告の費用でよくある質問

Q.SNS広告運用とSNS運用の違いは？

SNS広告運用は、業務範囲が広告配信の運用に限定されています。一方でSNS運用は、投稿コンテンツの作成、ユーザーフォローなど運用に必要なすべての業務が含まれます。

Q.YouTube広告の費用相場は？

YouTube広告は、CPC課金で2～25円、CPM課金だと400～600円、CPV課金は2～25円が相場と言われています。出稿費の月額は10万円以上の企業が多い傾向です。

まとめ：SNS広告の費用相場は数十円～数百円

SNS広告の費用相場は、課金方式にもよりますが、数十円から数百円で出稿できます。広告費の総額は、月に30万～50万円をかける企業が多い傾向です。

SNS運用を効果的に行うには、PDCAを回すのが重要です。人手が足りないなら、代行サービスの利用を検討しましょう。

例えば、ヒーローキャスティングなら専門知識を活かした広告運用はもちろん、インフルエンサーの起用によって広告効果を最大化できます。