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芸能マネージャーになるにはどんな資格やスキルが必要なのか?

華やかな芸能界で活躍する芸能人ですが、その影には彼らを支える「芸能マネージャー」の存在があります。

芸能マネージャーは、芸能人が仕事を果たし表舞台で輝くには欠かせない存在ですが、その芸能マネージャーになりたいという場合、必要な資格やスキルはどういったものがあるのでしょうか?

この記事では、芸能マネージャーに求められる資格とスキル、そして芸能マネージャーとして必要となる心構えをご紹介していきます。

芸能マネージャーに必要な資格

芸能マネージャーになる場合、必ず必要となる資格はありませんが、あったほうが良いものとして普通自動車免許があります。

これは、芸能人を過激なファンやマスコミから守るために、芸能人を家や現場へ送迎することがよくあるためです。

しかし、どの事務所でも必須というわけではありません。自動車免許が必須か否かは、事務所に所属する芸能人のタイプによって変わるようです。

例えば未成年の芸能人が多い場合は、自分での運転ができないため送迎にマネージャーが駆り出される機会も多いでしょう。

このように、芸能マネージャーに必須の資格はありません。しかし、芸能マネージャーとして働く上で大切になってくるスキルはいくつかありますから、次でご説明しましょう。

<必要な資格はないが…>芸能マネージャーに大切なスキル

求められるスキルは大きく分けて5つあります。芸能マネージャーに限らず社会人全般に求められるものや、逆に芸能マネージャー特有のものもあります。

コミュニケーション能力

芸能マネージャーに限らず、社会人は総じてコミュニケーション能力を求められますが、特に芸能マネージャーは人とのコミュニケーションが重要な仕事です。

芸能マネージャーの仕事として、現場スタッフとの会話や担当芸能人の売り込みなどもあるため、こうした仕事をこなすのにコミュニケーション能力は欠かせません。

芸能人のブランディングの都合上できないポーズ等があれば事前に現場スタッフへ説明しておく必要があります。

また、撮影や収録に時間がかかっていれば、次の現場へ遅れるかもしれない旨を連絡しておかなくてはなりません。芸能人のドラマへの出演交渉や、芸能人の知名度を上げるために企業とコラボレーションを企画することも仕事の範疇です。

いずれにしても、相手を説得し協力してもらう必要があるため、コミュニケーション能力が必須となるのです。

芸能マネージャーが話す相手はスタッフや企業の広報だけではありません。最もよく話すこととなる担当芸能人とのコミュニケーションが何より重要です。

まず、芸能人に今後のスケジュールを聞かれたらすぐに答えられなくてはなりません。また、プレッシャーの多い芸能人はストレスが溜まりやすいため、芸能人が自信をなくしていたり苛立っていたりしたら、マネージャーが親身になって話を聞いてあげなくてはなりません。

芸能人にとって、自身を担当するマネージャーは最も身近な人物のため必然的に話す機会も増えます。マネージャーとしては、担当する芸能人と上手くコミュニケーションを取ることが非常に大切なのです。

スケジュール管理能力

社会人は、多くが自分で仕事のスケジュールを組んで管理しているでしょうが、芸能人の場合、スケジュール管理も芸能マネージャーの仕事です。

特に売れっ子の芸能人ともなるとスケジュールは分刻みになることもあり、事前にしっかり整理してまとめておかないと現場移動に間に合わず遅刻、どころかダブルブッキングなどもしてしまいかねません。

芸能界は信用により成り立っているところが大きいため、一度遅刻やダブルブッキング等をしてしまうと、次の仕事のオファーは来なくなってしまうのです。

そのため芸能人のスケジュールは綿密に組まねばならず、かつ仕事現場があちこちにあるため移動時間も忘れずに考慮する必要があります。

さらに休息期間も必要です。芸能人も人間なので疲労が溜まっていきます。疲れているといいパフォーマンスを発揮できなくなるだけでなく心身の健康にも悪影響を及ぼします。

仕事をギチギチに詰めすぎた結果、過労で芸能人が病気になったり怪我をしたり、などということは絶対にあってはならないことです。一方で、中途半端に暇な時間ができると芸能人の集中力が切れてしまい、パフォーマンスが落ちてしまうこともあります。

このように様々な要素を考えながらスケジュールを組む必要がありますが、組んだスケジュールをいつでも芸能人に教えられるように把握しておくことも求められます。少なくとも、向こう1週間ほどの予定は全て覚えておくべきでしょう。

判断力

芸能マネージャーは、受けようとしている仕事の内容が担当する芸能人のイメージと合致しているかを判断する能力が求められます。

芸能人にも様々な人がいますが、それぞれ何かしらの「イメージ」があります。芸能人にとってイメージはとても大切です。

イメージと異なることをしてしまいイメージが崩れれば、それだけでその芸能人の人気も落ちてしまう危険が高いのです。

そうした芸能人のイメージを守るべく、仕事のオファーがあっても内容によっては断る必要があります。あの女優は清純、あの歌手は情熱的、あの芸人は体を張る、など様々なイメージがありますが、例えば清純な女優にスキャンダルがあればファンは容易に離れていってしまいます。

本音を引き出す力

芸能マネージャーは、担当する芸能人に嘘をつかずに本音を話させる力が求められます。

芸能人は何かとプレッシャーのかかる仕事が多く、メンタル的なストレスが溜まりやすい職業です。否応なしにストレスが増加してしまう環境下では、
マネージャーが本音を引き出し、メンタルケアをしなくてはなりません。

例えば、監督やプロデューサーの要望通りに演技や演奏等しなくてはならない、応援してくれるファンの期待に応えなくてはならない、回りの人間関係も複雑、このような環境では多種多様な悩みが芸能人を付きまといます。

芸能人がすぐに思っていることを話してくれるタイプならともかく、そうでなく本音を隠してしまうタイプだと、満足にメンタルケアもできません。相槌の打ち方、話し合う場所、日頃からの態度、など気をつけて芸能人に接し、適切なメンタルケアをしましょう。

体力

芸能マネージャーは不規則な生活で長時間働ける体力が求められます。芸能人の仕事は、特に売れっ子の場合非常に忙しいものです。往々にして分刻みのスケジュールとなり、その間芸能人はもちろん、芸能人を担当する芸能マネージャーもずっと働き通しとなります。

また、仕事をする時間帯や場所も一定ではありません。例えば、ドラマ撮影を深夜や早朝に行う役者もいれば、全国ライブツアーのために各地を移動して回る歌手もいます。

芸能マネージャーは、こうした不規則な仕事に合わせて動く必要があるため生活リズムも不規則になりがちなのです。マネージャーが病気で寝込んでしまっては芸能人の仕事にも影響が出るため、病気にならないような強い体を持っている必要があるのです。

昨今は、働き方改革でこうした多忙・不規則な労働環境にも改善の流れが出ているようですが、現時点では、依然として体力勝負な面はあるでしょう。

芸能マネージャーになるための心構え

芸能マネージャーとして働く上で、求められるものにスキルだけでなく心構えも3つあります。

こちらは、芸能マネージャーに就職してから常に意識・実践できるように、芸能マネージャーになる前の段階から理解しておくべきことですので、今から心に刻み込んでおきましょう。

仕事量がとても多い

芸能マネージャーという仕事はとても忙しいものです。多忙な芸能人に付いて回るだけでなく、送迎車の運転や現場での芸能人・スタッフのサポート、さらには担当する芸能人の営業活動など、様々な仕事が昼夜を問わず舞い込んできます。

そのため、芸能マネージャーを目指すという場合、その仕事はかなりのハードワークであり、休みも短く不規則になることを覚悟しなくてはなりません。

しかし逆にいうと、芸能マネージャーという仕事が楽しい、芸能人と毎日のように一緒にいられるのが嬉しい、という場合には夢のような毎日でしょう。

仕事を目一杯楽しめる人であればハードな仕事も苦に感じづらいので、芸能マネージャーには、その仕事を楽しもうという努力を求められるともいえます。

影で支える仕事である

芸能マネージャーは芸能人ではなく、あくまでマネージャーです。

マネージャーの仕事は芸能人のサポートなので、
スポットが当たる芸能人を影でしっかりと支える縁の下の力持ちであることを意識しましょう。

担当する芸能人がいつでも仕事に高いパフォーマンスを発揮できるよう、芸能人に対し細やかな気配りが求められますし、時には仕事が思うようにいかない芸能人に八つ当たりされる可能性もあるでしょう。

そのような時、感情的にならず親切に芸能人を支えてあげられる人物であることが良い芸能マネージャーの条件です。

自らの行動が担当芸能人のイメージに影響を与えることも

芸能マネージャーは、一般の社会人以上に礼儀正しさを心がけ、自分の行動に責任を持つ必要があります。

芸能人のスキャンダルがしばしばニュース等で取り上げられていますが、スキャンダルが問題となるのは芸能人に限らずマネージャーも同じことです。

マネージャーが何らかの法的問題を起こしたとなれば、そのマネージャーが担当する芸能人にも火の粉が飛び、その後の仕事に悪影響を及ぼすことになります。

これは法的問題という比較的極端な例ですが、もっと日常的な例もあります。

芸能マネージャーは担当する芸能人のイメージを守るために仕事を選ぶ必要がありますが、芸能人のイメージを損なうような仕事を入れてしまえば、それによる芸能人のイメージ低下・崩壊はマネージャーの責任です。

またさらに日常的な例として、現場等での芸能マネージャーの態度が悪いと、マネージャー本人だけでなく担当する芸能人にも悪印象が付き、以降その芸能人に仕事のオファーが来なくなってしまうのです。

このため、芸能マネージャーとは、多少オーバーにいうと、芸能人という一人の人間の社会的な生命を預かる仕事ですので、自分の行動には自分自身に加え、芸能人という大きな存在の今後がかかっているのだと心得てください。

芸能マネージャーになりたいという方は?

芸能マネージャーという仕事は、資格こそほぼ不要ですが様々なスキルや心構えが求められます。

そうした大変な仕事ですが、華やかな芸能界に強く触れられて芸能人の成長を一番近くで見ることができる、そうした芸能マネージャーになりたいと考える方も多いでしょう。

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