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芸能人のマネージャーの仕事内容とは?|「きつい」という噂に迫る!

あなたは「芸能マネージャー」という仕事に対してどのような印象をお持ちですか?「仕事がきつい」「芸能人の使い走り」といった印象があり、興味はあっても不安が大きく、踏み出せない方もいるでしょう。

しかし、具体的にマネージャーがどのような仕事をしており、どんな点にやりがいを見出しているかを詳細に知っている人は少ないでしょう。

この記事では、そうした芸能マネージャーの実際の仕事内容やその大変なところとやりがいをご紹介していきます。

芸能人マネージャーの仕事内容6つ

「きつい」というイメージが強い芸能マネージャーですが、その仕事内容は具体的にどういったものなのでしょうか?

マネージャーというと芸能人の付き人のような印象を持たれがちですが、実際の仕事はずっと芸能人に付き従っていれば良いというものではありません。

この項では、まず芸能マネージャーの仕事内容を紹介していきます。

<仕事内容①>スケジュール管理

どのような職業でも、仕事のスケジュール管理というものを行うでしょう。芸能人の場合は、芸能マネージャーがスケジュール管理を行います。

マネージャー1人で複数人の芸能人を担当することもあり、その場合は複数の芸能人全員のスケジュールを管理することになります。

芸能人の仕事はとても忙しいもので、ドラマの撮影、雑誌の取材、コンサート開催等の様々な仕事をひっきりなしにこなしています。

そのため、特に「売れっ子」と言われるような芸能人の場合、スケジュールがあっという間に埋まっていってしまいます。

さらに、仕事をする現場もあちこちであるため、現場間を移動する時間も考慮する必要があります。

これらのスケジュールを上手くまとめられないと、時間が詰まりすぎて遅刻やダブルブッキングの危険があったり、逆に時間が空きすぎて芸能人の集中力が切れてしまったりといった問題が起こり得ます。

また、芸能人に今後の予定をいつ聞かれても答えられるように、かつ、新たに予定を入れる際にもスムーズに対応できるように、少なくとも直近1週間ほどのスケジュールは覚えておく必要があります。

このような注意点を考慮しつつ、担当する芸能人のスケジュールを組まなくてはならないのです。

<仕事内容②>担当芸能人の売り込み(営業活動)

事務所によっては営業担当者がいることもありますが、多くの場合、芸能人を売り込むための営業活動もマネージャーの仕事です。

詳細なやり方はマネージャーそれぞれで変わりますが、主に新人の芸能人を売り込むために、オーディションを探したりテレビ局のプロデューサーへ掛け合ったりします。

新人のマネージャーが営業をかけても相手にされないことが多いため、基本的に営業活動は、ある程度経験を積んだベテランのマネージャーが行うことが多いです。

<仕事内容③>現場同行と送迎

芸能人が自宅や仕事現場へ向かうときには、担当する芸能マネージャーが車で送迎する場合が多いです。

頻度は事務所や芸能人によってもある程度変わりますが、例えば、未成年の芸能人が多い事務所では、芸能人が自分で運転できないためマネージャーによる送迎が必要となります。

また、売れている芸能人の場合、いわゆる「追っかけファン」やマスコミから芸能人を守るためマネージャーによる送迎が多くなります。車内では、芸能人と今後の打ち合わせや反省会を行ったり、忙しい芸能人の休息時間として使ったりします。

現場に着いてからもマネージャーの仕事は沢山あります。まず現場のスタッフ、特にディレクターやプロデューサーへ挨拶をして回ります。

挨拶は社会人のマナーであり、挨拶ができていないとマネージャー、ひいては芸能人も信用されず、その後の仕事のオファーにも影響が出てしまいます。

芸能人の仕事中も、仕事が予定通りに進んでいるか確認します。もし予定より遅れているようであれば、次の現場に一報入れておくなど、先を見越した行動をとる必要があります。

また、写真撮影などの場合、芸能人のブランディングの関係でさせたくないポーズ等あれば、事前に現場スタッフと連絡・交渉しておくべきでしょう。

仕事終了後も、楽屋を出る前にゴミをまとめる等掃除しておき、できれば入った当初の状態に戻しておきます。このように、芸能マネージャーは現場へ向かうまでも着いてからも多くの仕事があるのです。

<仕事内容④>現場手配

芸能人の愛用している小物や好物の飲食物等を楽屋へ用意しておくのも芸能マネージャーの仕事です。

担当芸能人にもよりますが、「このティッシュ以外使えない」「このお菓子を食べないと落ち着かない」といったように、よく使っている小物や好きな食べ物があります。

芸能人には現場で、仕事へ高いパフォーマンスを発揮してもらう必要があるため、芸能人が現場で少しでも不自由せずリラックスできるようにマネージャーがサポートをします。

<仕事内容⑤>将来のビジョンを考察

芸能人のイメージ作りの際には、短期的・中長期的な目標を「なぜ・どのようにやるのか」まで設定し、それを達するように動いていきます。

芸能人の将来的なビジョンを考え、仕事は闇雲に受けるのではなく、イメージを壊す心配がないか考えて受ける判断が必要です。

そして、定期的に目標の達成具合を振り返り、今後やるべきことを考えます。例えば、芸能人はそれぞれ、「あの俳優は爽やか」「あの歌手は神秘的」といった何かしらのイメージがあります。

爽やかなイメージの俳優がサスペンスで犯人役を演じれば、ファンの期待を裏切ることになりかねません。例えギャラの良い役でも、イメージにそぐわなければ、断る判断力と勇気を持つ必要があります。

<仕事内容⑥>担当芸能人のメンタルケア

芸能マネージャーは、担当する芸能人のメンタルケアも行い、ストレスを緩和して仕事へのモチベーションを上げさせる役割を持っています。

芸能人は何かとストレスの溜まりやすい仕事です。変わり者が多い芸能関係者と関係を構築し、監督の指示に上手く応え、ファンの期待を裏切らないようにする、というのは大変なことです。

ストレスが溜まると、芸能人も落ち込んだりイライラしたりしがちで、仕事にも支障をきたします。

芸能人にとって、自分を担当するマネージャーは最も身近な人物であり話す機会も多いので、マネージャーが芸能人の悩みを聞いたり励ましたりしてあげなくてはなりません。

芸能人マネージャーの仕事内容はきついのか?

正直な話、芸能マネージャーは体力的にきつい仕事です。しかしその分、他の仕事にはないような大きなやりがいを味わえます。

多忙な芸能人に付き従い、それと並行して営業活動を行う必要もある関係上、芸能マネージャーの勤務時間や休日は非常に不規則です。

ほぼ一日中働きっぱなしということも珍しくなく、生活リズムが乱れるため健康面にも不安があります。芸能人のメンタルケアをしたり、芸能人が寝坊した等のミスを庇う必要があったりと、精神面でもストレスが溜まりがちです。

このように、芸能マネージャーという仕事は、言わば「楽に稼げる仕事」の対極にあるため、仕事をお金稼ぎの手段と割り切っている人には向かない仕事だといえます。

しかし、芸能マネージャーは、芸能界という特殊な世界での仕事のため、他では得られない大きなやりがいを得られる仕事です。

芸能マネージャーの仕事は、例えると「芸能人の育ての親となる仕事」です。人の親なら誰しも我が子の成長が嬉しいのと同様、芸能マネージャーは自分が担当し「育てて」いる芸能人の成長に対し、大きな喜びとやりがいを感じられるものです。

芸能人の受ける仕事が少しずつ派手で大規模なものになると、その度に芸能人の成長を感じられます。まして芸能人が大スターと呼べる存在になれば、その時にえられる感動や達成感は比類のないものとなります。

また、担当する芸能人に頼られたり助言を求められたりすると、芸能人から自分への信頼を感じられます。芸能人からの信頼を得るために何が必要かを考え、それを実行していく過程でマネジメントの本質を実践的に学ぶことができます。

さらに、芸能マネージャーは仕事柄、個性が強く才能に溢れた芸能関係者と多く接する機会が得られる為、人間的にも自分を成長させられるのです。

このように、芸能マネージャーという仕事は、芸能人という一人の人間を華々しく育て上げるとともに、自分自身をも育て、二人の立派な人物を作り上げられる仕事なのです。

芸能人マネージャーが向いている人の特徴

ここまで、芸能マネージャーの仕事内容と大変なこと、やりがいについてお伝えしてきました。この項では、どのような人が芸能マネージャーに適しているのか、というのを4項目に分けてご紹介します。

人の成功を喜べる人

人の気持ちに寄り添えず、人の成功を喜べないような人に芸能マネージャーは向いていません。芸能人のことで懸命に動け、芸能人の喜びを我が事のように共に喜べる、そういった人物であることが芸能マネージャーの条件です。

芸能マネージャーとは、芸能人という一人の人を相手にし、芸能人を陰ながらしっかりと支える仕事です。

さらに、競争の激しい芸能界で生き残るには、マネージャーが自身の担当する芸能人の一番のファンであり、芸能人とマネージャーとが正面から向き合う覚悟ができている必要があります。

人と仲良くなりやすい人

芸能マネージャーは、芸能人だけでなく大勢の人間と関わる必要のある仕事です。そのため、芸能マネージャーには人当たりがよく、コミュニケーション能力に長けた人物であることが求められます。

関係者から悪印象を持たれてしまっていては、芸能人から信頼されることも芸能人の仕事を得ることも満足にできません。忙しい中でも笑顔と礼儀を忘れず、多くの人に好かれるような所作のできる人物が望ましいでしょう。

前向きな人

世の中に芸能人は本当に大勢いますが、その中で人気が出るのはごくごく一部のみです。

芸能マネージャーをしていると、担当する芸能人がなかなか売れないということもあるはずです。

そのような時、悲観的に考え諦めてしまうのではなく、どうすれば売れるかと次々に手段を考え、実行していける前向きな思考と行動力が芸能マネージャーには必要です。

売れずに辛いのはマネージャー以上に芸能人自身なのです。マネージャーが率先して芸能人の気持ちを引っ張っていかなくてはなりません。

芸能人マネージャーのなり方

「芸能マネージャーに興味はあるが、きついと聞くし不安だ」という方も多いはずです。

確かに楽な仕事ではありませんが、他では味わえない大きなやりがいのある仕事です。では、実際に芸能マネージャーになるためにはどうすれば良いのでしょうか?この項でご説明します。

芸能マネージャーは、その大半が芸能事務所に社員として所属しているため、芸能マネージャーになるためには求人サイト等で芸能事務所に応募する必要があります。

事務所で入社試験として面接を受けた後、その会社の基準を満たしていれば採用という、一般的な企業への入社と同様の手順です。

芸能マネージャーというと、一昔前は求人の大半が実務経験必須だったのですが、最近では未経験可の求人も増えてきました。どうしてもきつい仕事のため人の出入りが激しく、さらに昨今の人手不足の流れも重なった結果でしょう。

学歴は高卒でも認められる事務所が多いですが、大手では大卒以上である必要のある事務所もあるようです。また、多くの事務所では、芸能人送迎のために普通自動車免許が必要となるようです。

マネージャーの仕事内容やなり方をもっと詳しく知りたいという方は?

この記事では、きついと言われる芸能マネージャーの実際の仕事内容と大変なところ・やりがい、そして就職方法についてご紹介しました。

芸能マネージャーという仕事に対する理解が深まり、興味が湧いてきたりさらに強まったりした方もいるのではないでしょうか?ここでご紹介した仕事内容やなり方は、これでもまだまだ大まかなものです。

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ご興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください!

芸能マネージャーは体力的・精神的に見てもなかなか大変な仕事です。また、向き・不向きもあります。しかし、他の仕事では味わえないような唯一無二の大きなやりがいを得られるということも事実です。

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