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芸能マネージャーのなり方とは?|仕事内容や気になる給料まで詳しくご紹介

芸能人の活動を陰ながらサポートする、芸能マネージャー。芸能人が活動するにあたって、欠かせない存在です。

ここでは、芸能マネージャーのなり方や仕事内容、給料など幅広く解説します。これから芸能マネージャーを目指す人は、ぜひ参考にしてください。

憧れの職業『芸能マネージャー』とは

はじめに、芸能マネージャーとはどのような職業なのか説明します。芸能マネージャーは芸能プロダクションや芸能事務所に所属して、芸能人の活動がスムーズに行えるようにサポートする職業です。

芸能人といっても、俳優や女優、タレント、歌手など様々な分野で活躍する人がいます。それらの人の活動について、活動をサポートしていきます。

1人のマネージャーが複数の芸能人を担当することもあり、多忙な毎日を送ることもあります。担当芸能人が売れるようにプロデュースしたり、関係者へ気を使ったり決して楽な仕事だとはいえません。

しかし、サポートした芸能人が活躍して世間に認められたときは、何にも変えられない達成感や充実感を味わえるでしょう。

達成感や充実感、そして華やかな芸能界に関係することから、芸能マネージャーは憧れの職業だという方も多いのではないでしょうか。

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芸能マネージャーになるには

芸能マネージャーがどのような職業であるか、大まかに理解できたと思います。ここからは、芸能マネージャーのなり方を紹介します。

学歴は必要ないが専門学校で学んでおくと良し

芸能マネージャーになるには、各芸能事務所や芸能プロダクションが実施する採用試験に合格する必要があります。

特に学歴は必要ありませんが、専門学校などで芸能に関して学んでおくと実務に活かせます。

大学や短大では、マスコミ学やマスメディア学など、メディアに関して深く学習できる学科をおく学校もあります。

学校によっては、実際の映画撮影現場など、実習の授業を受けることも可能です。

このように、実務や学科でエンターテイメントを学べるのが大学や短大の特徴になります。しかし、芸能系の学部や学科を設置する大学・短大は多くないため、進学先は限られてきます。

一方で首都圏を中心に全国各地に学校が存在するのは、専門学校です。実習が中心のカリキュラムが作られ、芸能事務所と合同のイベントなどもあります。そこで企画や運営を実際に学ぶことが可能です。

他にも、アーティストの発掘や育成、マネジメントを勉強して芸能マネージャーに必要なスキルや知識を習得していきます。

専門学校は芸能プロダクションや芸能事務所とのコネクションもあり、就職先を探しやすい特徴があります。

大学や短大と専門学校のどちらで勉強すればいいか迷うかもしれません。実務経験を多く積みたいならば専門学校、学問として幅広く勉強したい場合は大学や短大と考えてみましょう。

芸能マネージャーに必要な資格は?

結論からいうと、芸能マネージャーに必要な資格はありません芸能について学べる学校もありますが、芸能マネージャーになるために決められたルートはありません。

つまり、芸能マネージャーは経験や学歴がなくてもチャレンジできる職業になります。強いていうならば、普通自動車運転免許は取得したほうがいいでしょう。

担当する芸能人を撮影現場などに送迎する機会があるため、車を運転できることが求められます。

また、資格ではありませんが人並み以上の体力や精神力は必要です。芸能マネージャーの仕事は、多忙を極めることが多くなります。

その忙しさから独り立ちする前に辞めてしまう人も少なくはありません。情熱を持って頑張れるかは、芸能マネージャーにとって必要な力でしょう。

芸能マネージャーの代表的な就職先

芸能マネージャーの就職先は以下の3つが代表的なものです。

芸能プロダクション
芸能事務所
個人事業主

芸能プロダクションや芸能事務所は、芸能マネージャーの就職先として主なものです。大手から個人まで経営している母体はさまざまです。

誰もが知るような大手の芸能プロダクションもあれば、小規模な芸能プロダクションまで数多く存在します。抱えている人材はプロダクションや事務所によって違いがあります。

俳優、芸人、ミュージシャン、アナウンサー、専門家、文化人、アスリートなど多岐にわたるジャンルで活躍する人物が所属するのも芸能プロダクションや芸能事務所です。

芸能プロダクションや芸能事務所には少数の芸能マネージャーしかいないこともあり、複数の芸能人を担当することも考えられます。

個人事業主は、芸能プロダクションや芸能事務所に所属せずに活動している芸能人を意味します。

最近はS N Sの普及が進んでいますので、それらを存分に活用して活動するミュージシャンやタレントも増えてきました。

仕事の需要が増えてきてスケジュール管理や身の回りのサポートをして欲しいと考えたときに、マネージャーを募集することがあるようです。

以上のように、芸能マネージャーには3つの就職先があります。仕事内容に大きな違いはありませんが、業務量には違いもあるでしょう。求人内容や面接時に確認してみてください。

芸能マネージャーの仕事内容とは

芸能マネージャーの仕事は多岐にわたります。そこで、芸能マネージャーの仕事を詳しく解説します。

芸能人のスケジュールの管理

芸能人は、仕事量が増えてくると1日にいくつもの仕事が入ることがあります。その調整を行うのが芸能マネージャーの仕事です。

現場間の移動や、移動方法を加味して仕事の予定を組んだり、担当する芸能人に適宜連絡を入れて現場に時間通り向かえるようにします。

現場まで送迎する際は、出発時刻を考えて集合場所を決めるなど細かな部分まで管理する必要があります。また、仕事が続くようであれば担当する芸能人本人の健康管理にも留意が必要です。

常備薬やホッカイロ、上着など気温や天候の変化にも対応できるよう準備しておくことも大事です。

また、1日の管理だけではなく、半年後、1年後のスケジュールをうまく組み立てられるかも重要です。長期的な視点で見て、担当する芸能人をサポートできるかを考えていきます。

現場に同行

芸能マネージャーの仕事には現場同行もあります。ドラマや雑誌の撮影などがあれば、現地に同行して芸能人が最大限のパフォーマンスができるようにサポートします。

現場を明るい雰囲気にするなど、芸能マネージャーが現場で行うことは数多くあります。ときには、担当する芸能人をかばうために現場関係者に頭を下げることもあるでしょう。

忍耐の必要なことですが、芸能人を支える気持ちが大切です。また、所属する芸能プロダクションや芸能事務所がオーディションを開催するときも、立ち会いすることがほとんどです。

出演交渉やギャラ交渉などの営業活動

営業活動は芸能人の人生を左右する重要な仕事です。営業活動には次の3つがあります。

仕事の獲得
ギャランティ交渉
話題づくり

仕事を獲得するには、芸能人の魅力や将来性を伝えて、関係者に売り込むことが必要です。

仕事が継続的になければ、芸能人だけではなく芸能マネージャーやプロダクションの利益も生み出せません。よって、仕事を獲得するための営業活動は重要な仕事です。

営業先はテレビ局、ラジオ局、新聞社、出版社、イベント会社などさまざまです。プロフィール資料を送付し、関係者と接見してアピールして営業をかけます。

オーディションを開催する作品があれば、担当芸能人に参加させることも重要な仕事です。また、新人芸能人であれば、関係者に何度も頼み込むこともあるでしょう。そのような地道な活動が芸能人の仕事の獲得につながります。

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ギャランティ交渉に関しては、大手プロダクションならば交渉専門部署があるところもあります。

その場合、芸能マネージャーはギャランティ交渉に関わらないことがほとんどですが、マネージャーがギャランティの交渉に関わることも多くあります。

芸能人のギャランティは特殊です。芸能人の人気や知名度、案件によってギャランティはまちまちです。

担当する芸能人の魅力や価値を客観的に判断して金額提示します。ギャランティ交渉は自分自身に関係しますから、毎回が真剣勝負になります。

また、担当する芸能人の話題づくりも大事です。より多くの人々に知ってもらうには、話題づくりは欠かせません。企業や商品とのコラボレーションなどで話題性を向上させるなど、様々な方法を駆使して話題づくりを考えます。

とある芸能マネージャーは、検索サイトのトップニュースに出ることを考えていると話すほど話題づくりは重要です。

SNS発信内容を含むイメージ管理

芸能人は世間からのイメージが大切です。正統派として人気があっても、トラブルを起こすとそのイメージが一気に崩れます。

最悪の場合、芸能界で活動できなくなる可能性もあるでしょう。ですから、芸能マネージャーは担当する芸能人のイメージ管理することも重要な任務です。

イメージに合わない番組の出演を断るなど、仕事の選択も必要でしょう。SNSを利用している芸能人であれば、発信する内容が適切かどうかの監視も必要になります。

不適切な言動や内容であれば、厳しく注意することも大切です。イメージ管理は、仕事の獲得にも影響が出ますので、細心の注意を払っていきます。

メンタルや体調のケア

芸能人はテレビやドラマ、雑誌の出演時には明るい笑顔で対応します。しかし芸能人は、プレッシャーや世間の目などを受け、ストレス溜めてしまうこともあるでしょう。

関係者に気を使うなど、気疲れしてしまうこともあります。そんなときの相談役になってあげることも、芸能マネージャーの仕事です。

芸能人からは愚痴のような言葉が出ることもあるでしょう。それでも、受け止めてストレス解消やアドバイスに徹することが大切です。

また、仕事が過密で休みが少ないときには、スケジュールを調整することも必要でしょう。

担当する芸能人が、心身ともに健康に仕事ができるように環境を整えることも、芸能マネージャーの仕事です。

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芸能マネージャーの給料とは

ここまでの内容で、さまざまな仕事を担当するのが芸能マネージャーであると理解できたと思います。仕事内容と同様に気になるのは、給料ではないでしょうか。

芸能マネージャーの平均給料は約320万円

一見華やかに見える芸能マネージャーですが、芸能人とは違い、会社員という立場であることもあり平均年収はイメージよりも高くありません。

芸能マネージャーは実力主義な側面があります。入社1年目は手取り10〜15万円になることも珍しくありません。そこから、担当した芸能人が実績を積んでいくと、給料も上がっていきます。

国税庁の民間給与実態統計調査によると、企業に勤務する会社員の平均年収は441万円という結果も出ています。

それと比較すると、芸能マネージャーは相応する給料をもらえていないようにも感じられます。

ただ、大手芸能プロダクションであれば、初任給が20万程度で社会保険完備といったケースも多いなど労働条件も待遇も比較的優れていたり、高い結果を残せばインセンティブがある場合もあり、給料アップできる機会もたくさんあります。

就職先により、待遇は異なります。採用試験を受ける際はそれぞれを比較しながら応募しましょう。

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【芸能マネージャーの給料】業務内容から年収アップのポイントまでご紹介

芸能マネージャーにはどんな人が向いている?

芸能マネージャーになるには、さまざまな知識やスキルが必要です。しかし、それらは経験とともに身についていきます。芸能マネージャーは、芸能に興味があるのは当然です。

それに加えて、自分自身も人々に感動や面白さを与えたいという想いがあるかも重要です。その想いで芸能人を支える原動力になります。

また、各関係者に関しての交渉も多いので、コミュニケーション能力などを含めた人間力も大切です。そして何よりも、担当した芸能人を世に売り出す、成功させるという強い意志が必要です。

芸能マネージャーにチャレンジしたいが気になることも……。

芸能マネージャーは、華やかな世界で働ける印象があるでしょう。しかし、その影で大変な仕事が多く、次のような不安を持っている人もいるのではないでしょうか。

ここからは、芸能界で働く不安で、よく取り上げられることを説明します。

厳しい・忙しいというイメージがある

芸能界は芸歴などによる上下関係が厳しいことで知られます。1日でも芸歴が長ければ、年下でも先輩です。

共演するときには、後輩がしっかりと挨拶に出向くなど上下関係を意識する必要があります。

昔ながらの体育会系の雰囲気もありますが、敬語が使えて挨拶がしっかりできれば大きな問題になりません。

芸能マネージャーの立場なら、関係者との上下関係をしっかりと把握して、芸能人が滞りなく接することを意識しましょう。

また、芸能マネージャーは多くの業務をこなします。どうしても多忙になりがちですが、その中にやりがいを感じられることも多いです。

芸能人のサポートやケアが大変

芸能人は人前でパフォーマンスする機会が多く、過剰なストレスに晒されたり、調子があまり良くない時も少なくありません。

しかし芸能人は、イメージがそのまま商品価値となるため、ネガティブな発言1つで今まで築き上げてきたイメージが崩れ去ってしまうことがあります。

最悪の場合、イメージ悪化で仕事がなくなってしまうというリスクを防止するために、芸能マネージャーは、芸能人のストレスを時には適切な形で受け止める必要が出てくるのです。

このような場合のサポートやケアは、時間だけではなく、精神的にも大きな負荷がかかる仕事と言えます。

担当の芸能人が、気持ち良く仕事できる環境を整えるために、マネージャーは細やかなサポートとケアが求められるということを覚悟する必要があります。

マネージャー職へのハードルは意外と高い

芸能マネージャーの求人は、学歴も関係ないことが多いですし、幅広く募集されています。

だからといって、誰もが採用されるわけではありません。書類選考から筆記試験、面接試験など、段階的に採用試験が実施されることもあります。

特に業界未経験者は、応募に関してハードルの高さが気になるでしょう。しかし、前述の通り、資格や学歴を問わない求人もあります。

そのようなプロダクションや事務所で、経験を積んでステップアップしていくのも方法のひとつです。

未経験者だからといって、芸能マネージャーを諦めることはもったいないでしょう。

芸能人が思う「いいマネージャー」とは?

マネージャーとは、芸能人が自分の仕事に集中するためにできる限りのサポートをするのが主な役目です。そのため、

なにか困ったら相談できて的確なアドバイスがもらえる
どんなに忙しくても二人三脚で寄り添ってくれる

といった、家族のように信頼できる関係を構築することが大切になってきます。

また、ただ一緒にいるだけではなく芸能人が想い描く将来像や方向性を見極め、周囲の需要だけを優先して本当はやりたくないと思っているような仕事ばかりを取ってくるようでは信頼は得られません。

芸能人の意見と世論の流れや需要をしっかりと天秤にかけ、継続して仕事が続けていけるような環境を作り、将来の夢に向かって楽しく進んでいくためのサポートを心がけましょう。

柔軟な発想や行動力・決断力だけでなく、それを納得させるだけの説得力を持っているマネージャーであれば、広く求められる存在となれるはずです。

芸能マネージャーの将来性は?

芸能界とはとても華やかな世界ではありますが、体力や精神力などタフに乗り切らなくてはいけない局面も多いでしょう。

ですが、対人関係を乗りこなすスキルやフットワークの軽さを持ち味とする人にとってはとてもやりがいを感じる仕事と言えます。

テレビやラジオだけでなく、YouTubeでも活躍する人が増えている昨今、芸能に従事する人が増加傾向であるため、それに応じてマネージャーが活躍できる場面も増加するのです。

誠意を持って働くことで芸能人からの信用を得て、柔軟な発想や企画力で担当芸能人を売れっ子に成長させることができれば芸能人だけでなく芸能事務所からも信頼され、その地位を確立することができるでしょう。

こうしてマネジメントする力を磨いていくことで、長く活躍できる仕事なのです。

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