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広告の種類 -新聞・雑誌編-

3.新聞広告

新聞広告には、1ページ全体を使った「全面広告」、各記事下部に掲載される「記事下広告」、記事中に小型サイズで掲載される「小型広告」、出版や求人に使われる「用途別広告」などがあります。

全国紙から地方エリアに配布されている県紙(都道府県内)、ブロック紙(複数都道府県)まで、各新聞社が出す新聞は1000以上のさまざまな種類が存在します。

しかし、新聞の定期購読率は若年層だけでなく、50~60代でも低下傾向にあり、10年前から変わらず購読している世代は70代のみです。

新聞広告のメリットには、以下が考えられます。

・地域によって新聞が分かれるため、地域の購買層を考えた広告展開が可能
・社会信頼度の高いメディアなので、信頼獲得につながる
・文字情報だけではなく、写真やイラストを使った説得力のある表現が可能
・広告原稿の締切から掲載までの時間が短い

また、掲載された新聞の切り抜きをコピーし、営業資料や店内ポップとして使うことで、信用を得るという二次的な使い方も考えられます。

新聞広告のデメリットには、以下が考えられます。

・新聞は毎日届くものなので、1日で広告媒体価値を失う
・直近10-15年で確実に新聞購読者数が減っている
・購読者の年齢層が高いため、商材によっては広告価値が薄い
・雑誌に比べると紙質が劣るため、デザインや色の表現は難しい

もちろん新聞広告は、雑誌と比較すると購読者は多いですが、紙質が劣ったり、デザインや色の表現がしにくいデメリットがあります。

4.雑誌広告

ファッション・趣味など、特定のジャンルに特化した紙メディアに掲載される広告です。雑誌のジャンルに興味のある方が購買層です。

雑誌広告の種類は「編集タイアップ広告」と「記事型広告」があります。編集タイアップ広告は、雑誌の編集者が作成する広告で、記事型広告は、広告代理店などが作成する広告です。

雑誌広告のメリットには、以下が考えられます。

・雑誌の購読者層に合わせて、ターゲットが絞りやすい
・特定の購読者層に対しての信頼性が高い
・写真やイラストなどを使った表現で、読者にイメージさせやすい
・購読者の再読率が高く、媒体としての価値が長期にわたる
・コンテンツを作りやすく、購読者に受け入れられやすい

雑誌広告のデメリットには、以下が考えられます。

・雑誌の読者層に合わせて、広告ターゲットが絞りやすい
・媒体特性上、読者層と合わなければ、広告を載せてもらえない
・掲載までに2ヶ月程かかるため、突然のイベントやキャンペーンには不向き
・通常の広告では、読み飛ばされてしまう可能性がある
・テレビCMやラジオCMの様に、たまたま見かける潜在顧客は発掘できない

このように、4種類のマス広告には、それぞれメリットとデメリットがあります。

それぞれ商品ターゲットが比較的広く、一気に宣伝拡散をしたい場合に有効な手段ですが、特徴を押さえておけば広告費を効果的に使うことが可能でしょう!

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