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広告の種類 -テレビ・ラジオ編-

広告といえば、テレビCMや雑誌広告を思い浮かべる方は多いでしょう。テレビCMや新聞、雑誌、ラジオなどを総称して、マスメディアと呼びます。そして、主要な4つのマスメディアを使った広告が4マス広告と呼ばれています。

4マス広告の長所は、広い層に対して、一気に情報を拡散でき、かつブランディングに繋がることです。どのメディアもさまざまな対象に向けたものがありますので、広告宣伝したい対象に応じた使い分けが可能です。

広告手法は他にもたくさんありますが、まずは基本的な知識として4マス広告を押さえておくと、広告手法、販促手法を選択する基準の1つになるでしょう。

そこで今回は、広告手法として(今のところ)一番強力だと考えられている4マス広告それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

1.テレビCM

マスコミといえばテレビ、テレビの広告といえばCMと連想するほど、日本人の多くが日常的に触れているのがテレビCMです。テレビCMの特徴は大きくわけて2つ「タイムCM」と「スポットCM」に分かれています。

タイムCMとは、番組枠として設けられたCMのことで、1本あたり30秒が基本、出稿期間は3ヶ月(1クール)が基本の広告のことです。スポットCMとは、番組とは無関係に放映されるCMのことで、1本あたり15秒を基本とし、時間帯によって広告料金が変わります。

テレビCMのメリットには、以下が考えられます。

・広範囲に一斉に告知することが可能
・伝達速度が早いので、新商品告知やキャンペーンに向いている
・繰り返し流すことによって視聴者の記憶に残りやすくなる
・映像を使うことで、人の感情に訴えかけやすい
・ブランド広告としてイメージを伝えやすい

また、中身にもよりますが、メッセージ性の強いテレビCMやトレンドを意識したテレビCMの場合、テレビCM自体が話題となるなど、出演タレントの人気によって、副次的な広告効果も見込めます。

テレビCMのデメリットには、以下が考えられます。

・テレビCM制作からオンエアまでにある程度の準備時間が必要
・1つのテレビCMをつくりあげる時間とコストがかかる
・視聴者が録画によってリアルタイムで見られない状況がある
・テレビCMは意図的に見られない可能性がある

テレビCMは主にイメージ戦略やブランディングのために行われるため、広告に対する直接的な売上効果を期待したり、効果の可視化を期待する事はできません。

また、先程のメリットとは逆で、出演タレントが不祥事を起こした場合、スポンサーの評判も落ち、逆広告効果になってしまう可能性があります。

2.ラジオCM

ラジオCMは、ラジオの放送中に流されるコマーシャルのことで、時間帯によってラジオ放送を聞く聴取者(リスナー)層が分かれています。

たとえば、朝は出社するサラリーマンが中心、夜~深夜は受験勉強をする中高生、タクシー運転手や長距離移動のトラック運転手が中心となります。ラジオCMを検討する場合、対象となるリスナー層が聴取している時間を見極めることが大切です。

ラジオCMのメリットには、以下が考えられます。

・ラジオ番組のリスナー層からターゲットが絞りやすい
・客観的な司会者(パーソナリティ)が語ることで、リスナーに受け入れられやすくなる
・テレビや新聞同様、社会信頼度が高いメディアなので、信頼獲得につながる
・地域によって放送が分かれるため、地域密着型の広告展開が可能
・テレビCMのようにCMを飛ばされることがない
・制作費はテレビCMの10分の1程度なので低コスト
・テレビCMと違って映像がない分、短期間でのCM作成が可能

ラジオCMのデメリットには、以下が考えられます。

・ラジオCMは音声だけなので、イメージが伝わりづらい
・他のメディアに比べて、「ながら聞き」されることが多く、CM理解度は劣る
・そもそも4マスの中で、最も広告費が安い=ターゲットが少ない

次回、新聞・雑誌編へ続きます!

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